生協の基本理念 2
生協の基本の理念が以上のようだとすると、生協の考え方は、根本において個人主義ではありえない、ということになるでしょう。
生協の理念は個人主義とは対立するものとなるはずです。
個人主義であれぼ、もっぱら自分の利益だけを追求するものとなります。
人と交わるといっても、自分の利益のために交わることになります。
そして、絶えず自分を拡大していこうとします。
株式会社的な組織がこれです。
その基礎には個人主義的な理念があります。
人格協同体たる生協の組織は、このような個人主義的な組織とは基本的に異なり、また異なるものでなければならないのです。
生協の考え方は、個人主義ではないのです。
同時に、生協においては「自由で平等な人格」が前提になるのですから、全体主義でもありえません。
全体主義になれば、個々の人格としての人間の独立はなく、全体が優位して、強制の体制になります。
ですから、自由で平等な人格としての人間が前提になる協同組合は、全体主義にもくみしえないことになるでしょう。
したがって、右であれ左であれ、全体主義というものと協同組合の精神は相容れないはずです。
このように生協の精神は、個人主義でないとともに全体主義でもありえないのです。
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