生協の基本理念 4
第一に、生協が人格たる人間、つまりお互いに思いやり助け合う人々の共同体であるとすると、その行う事業は株式会社のように営利目的のものではありません。
また、絶えず自分を拡大し、自分の利益だけを図るものではないはずです。
つまり、協同組合事業の非営利性をいう性格が出てくるはずです。
生協はむろん組合員全員の利益を図りますが、それは基本的に、互いに助け合い思いやる活動、そうした協同の自助組織が行う非営利的な事業でなくてはなりません。
第二に、生協は自由で平等の人間が前提となり、そういう人々がつくっている組織ですから、民主主義の性格をもつものでなければならないはずです。
しかし、通常考えられるたんなる民主主義、すなわち個人が前面に立ち、個人の権利ばかり主張される民主主義とは異なり、互いに思いやり助けあうという決定的に重要な要素が加わった民主主義です。
ジャック・マリタンという人の言葉を借りると、「インテグラルな民主主義」です。
統合的な、あるいは全一的な民主主義ということです。